1年間にサーバが受けた不正アクセスを接続元の国別に集計しました

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管理しているサーバの内1台について、過去1年間に不正アクセスしてきたIPアドレスを国別に集計してみました。
以下で紹介した総当たり攻撃(辞書攻撃)を防ぐ sshguard で攻撃として検出された回数を集計しました。

SSH総当たり攻撃(辞書攻撃/ブルートフォースアタック)の対策とその効果
メールサーバへの総当たり攻撃(辞書攻撃/ブルートフォースアタック)への対処

1年間の不正アクセスの回数は951回で、結果の上位10件は次のようになります。

国名 回数 割合(%)
中華人民共和国 364 38
アメリカ合衆国 150 16
日本 59 6
モロッコ 43 5
大韓民国 38 4
ドイツ連邦共和国 28 3
インド 22 2
ブラジル 18 2
台湾 16 2
イギリス 14 1

中国が最も多く不正アクセスの40%近くを占めています。次いでアメリカで、この2カ国で不正アクセス数の半数以上を占めています。

辞書攻撃対策で sshguard が導入されていない場合は、攻撃がブロックされないので、更に回数が大幅に増加すると思われます。

また、以下で紹介したように接続を国内のみに限定すると、攻撃を大幅に減少出来ます。
今回の例では、日本国外からの不正なアクセス 94% を削減できます。
国外からの接続をファイアウォールでブロックすることで、ログに不要な記録が残らず、ログの可読性が高まり、異常を見つけやすくもなります。
iptables - 国内からの接続のみ許可して海外からの接続を遮断する

なお、今回の国別集計では、以下で紹介したスクリプトで接続元IPアドレスを国名に変換しました。
ログに記述されているIPアドレスの国名を出力するスクリプト

参考

SSH総当たり攻撃(辞書攻撃/ブルートフォースアタック)の対策とその効果
メールサーバへの総当たり攻撃(辞書攻撃/ブルートフォースアタック)への対処
iptables - 国内からの接続のみ許可して海外からの接続を遮断する
ログに記述されているIPアドレスの国名を出力するスクリプト

コメント

  1. ソラ より:

    成る程

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