VirtualBoxで仮想マシンのネットワーク設定で、アダプタータイプを準仮想化ネットワークにするとネットワーク性能が10%ほど向上しました。
ネットワークの設定で、「高度」の箇所をクリックすると、下記のようにアダプタータイプなどが指定できるようになります。
ここで、アダプタータイプを準仮想化ネットワークにします。
ゲストが Windows/Linux の場合に、準仮想化ネットワークが利用できます。
どの位性能が変わるのか、ネットワークのスループットを測定しました。
測定環境は、VirtualBox4.3 の Ubuntu14.04 ゲスト と 実機間の、NetPerf での測定です。
クライアント:ホストWindows7 64bit、ゲスト:VirtualBox4.3 の Ubuntu14.04 64bit
サーバ:実機 Ubuntu14.04 64bit
アダプタータイプを準仮想化ネットワークの場合と、デフォルト(Intel PRO/1000 MT Desktop(82540EM))の場合とで3回測定し、結果は次のようになりました。
単位は Mbps です。
準仮想化ネットワーク
232.34
239.90
234.53
Intel PRO/1000 MT Desktop(82540EM)
212.69
212.05
211.21
準仮想化ネットワークにすることで、10%ほど性能が向上しています。
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