RaspberryPi+Ubuntu で apt upgrade が mv: cannot move で失敗する場合

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RaspberryPi + Ubuntu の設定を
Raspberry Pi 4 Model B で Ubuntu20 をUSB接続のHDD/SSDから起動する | パソコン鳥のブログ
で行っていた場合、apt upgrade で次のエラーが出て失敗する場合の対処です。

mv: cannot move '/boot/firmware/vmlinux' to '/boot/firmware/vmlinux.bak': Read-only file system
E: Sub-process /usr/bin/dpkg returned an error code (1)
E: Problem executing scripts DPkg::Post-Invoke '/boot/firmware/auto_decompress_kernel'
E: Sub-process returned an error code

上記エラーは、apt upgrade時に実行されるスクリプト /boot/firmware/auto_decompress_kernel 内の
mv $DKPATH $DKPATH.bak
の実行が失敗しているために出ています。
どうもある時突然 /boot/firmware のマウントが ReadOnly になるため、mv が失敗するようです。

解決方法は次のコマンドを実行します。
/boot/firmwareを再マウントして、実行できていなかった /boot/firmware/auto_decompress_kernel を実行されます。

mount -o remount /boot/firmware/
/boot/firmware/auto_decompress_kernel

また、再発防止のために
Raspberry Pi 4 Model B で Ubuntu20 をUSB接続のHDD/SSDから起動する | パソコン鳥のブログ
の 2022.2.27 の追記の通りに、
/boot/firmware/auto_decompress_kernel に  mount -o remount /boot/firmware/ の行を追加してください。

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