NAS上のファイルのプロパティで、「ディスク上のサイズ」が1.00MB と大きい場合があります。
同じNAS上なら、どのファイルでも同じ状況です。
これ、たぶん、NASで、ファイル共有機能を提供するsambaというソフトウェアが使われていて、sambaの設定によって、こうなっているのではないでしょうか。
ためしに、こちらでLinux上のsambaで、設定ファイル smb.confのパラメータ allocation roundup size を変えると、それが「ディスク上のサイズ」に反映されました。
例えば次のようにすると、1.00MBになります。
allocation roundup size = 1048576
下記は、NASで「ディスク上のサイズ」が大きいことについての、メーカーBuffaloのサポートからの回答とのことですが、おそらくsambaが使われていて、高速化(通信効率の向上?)のためにパラメータが大きく設定されているのではないでしょうか。
●LS210D0201C(2017年9月14日)
3台目のNAS(2): せかんはらの気まぐれ日記 http://se-kimagure.cocolog-nifty.com/blog/2019/01/3nas2-1c08.html
―――
■ 容量表記の違いについて
本シリーズは高速化の為にSMBのブロックサイズを大きくとっております。
ただし、パラメータ allocation roundup size については、以下の説明の通り、古い SMB1 クライアントに対してのみ有効とのことです。
Windows10/11 はデフォルトで SMB1.0は無効化されているので、効果が無い気がします。
このパラメーターにより、管理者が Windows クライアントから見たアロケーションサイズを切り上げることが可能となる。 これは、新しい SMB バージョン がそのボトルネックを排除し、既定で より良いパフォーマンスを提供するため、古い SMB1 クライアントに対して のみ有効である。
http://www.samba.gr.jp/project/translation/current/htmldocs/manpages/smb.conf.5.html の allocation roundup size の箇所
コメント