フリーで使用できる RAMディスク ImDisk と SoftPerfect RAM Disk のベンチマークです。
ImDisk
フリーソフトの RAMディスクです。
ImDisk Virtual Disk Driver
詳細は窓の杜の記事を参照して下さい。
【レビュー】システムメモリ上に仮想ディスクを作成できるツール「ImDisk Virtual Disk Driver」 – 窓の杜
ImDisk の設定画面はわかりにくく、Windows起動時に自動的に RAMディスクが動作するには自分で設定が別途必要です。
これらをGUIで簡単に設定できるツールが ImDisk Toolkit です。
ImDisk Toolkit – reboot.pro
ImDisk Toolkit のインストール画面です。
ImDiskがインストールされていなければ同時にインストールされます。
スタートメニュー -> Imdisk -> RamDisk Configuration を実行すると、設定画面が出ます。
サイズやドライブレター、ファイルシステムを指定します。
「Launch at Windows Startup」にチェックが付いていると、Windows起動時にRAMディスクが自動的に動作します。
「OK」ボタンを押すと作成開始です。
左下の表示が Done になると作成完了です。
「キャンセル」押して作成画面を終了します。
「OK」を押すと再度作成が始まってしまいます。
SoftPerfect RAM Disk
非商用利用フリーです。
詳細は窓の杜の記事を参照して下さい。
RAMディスク作成ソフト「SoftPerfect RAM Disk」v3.4が公開、Windows 8.1をサポート – 窓の杜
公式サイトは下記ですが、日本からアクセスすると日本代理店の製品版のページに転送され、フリー版をダウンロードできません。
https://www.softperfect.com/products/ramdisk/
インターネットアーカイブ 経由で見る場合は下記ページになります。
SoftPerfect RAM Disk : high-performance RAM Disk for Windows
フリー版は下記URLで直接ダウンロードできます。
https://www.softperfect.com/download/freeware/ramdisk_setup.exe
ベンチマーク
ImDisk と SoftPerfect RAM Disk の性能比較です。
CrystalDiskMark で測定しました。
1GBのRAMディスクを作成し、テスト回数は5回、テストサイズは 500MB で実施しました。
ソフトのバージョンは ImDisk 2.0.7 、SoftPerfect RAM Disk 3.4.7 です。
また、RAMディスクのファイルシステム NTFS、FAT32別に測定しました。
以下、ベンチマーク結果です。
ベンチマーク項目の Seq Q32T1、4K Q32T1、Seq、4K は次の意味を持ちます。
Seq Q32T1: マルチキュー&スレッドによるシーケンシャルリード/ライトテスト (Block Size=128KiB)
4K Q32T1: マルチキュー&スレッドによるランダムリード/ライトテスト (Block Size=4KiB)
Seq: シングルスレッドによるシーケンシャルリード/ライトテスト (Block Size=1MiB)
4K: シングルキュー&スレッドによるランダムリード/ライトテスト (Block Size=4KiB)
・ImDisk(NTFS)
・ImDisk(FAT32)
・SoftPerfect RAM Disk(NTFS)
・SoftPerfect RAM Disk(FAT32)
ファイルシステム NTFS の場合、マルチキュー&スレッド(Seq Q32T1、4K Q32T1)で ImDisk の方が高速です。
一方、シングルスレッド(Seq、4K)では、SoftPerfect RAM Disk の方が高速です。
NTFS の場合は、同時に複数アプリからRAMディスクにアクセスするかによって、ImDisk と SoftPerfect RAM Disk を選択した方が良いようです。
FAT32 の場合では、ほとんどの項目で SoftPerfect RAM Disk の方が高速です。
SoftPerfect RAM Disk を使用した方が良さそうです。
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