ひかりTV利用時に、シャットダウンしたパソコンがあると、ひかりTVにノイズがのる現象があるようです。
下記サイトにあるように、パソコンの WOL(Wake On LAN)を無効化すると解決しています。
なぜこれで解決するのか、これは、ひかりTVの配信がマルチキャストによるものと思われます。
takaの日記 ひかりTVのノイズと熱の問題
Wake On LANというもの | みどりのそうくつ別館 – 楽天ブログ
おそらく、ネットワークに 10Mのリンク速度の機器がつながっているとノイズがのります。
WOL が有効なパソコンは、WOL のマジックパケットを受け取れるように、シャットダウン時でもネットワークカードが 10Mでリンクされています。
WOL を無効化すると、10Mでリンクしないので、問題が無くなるのです。
なぜ、ネットワークに 10Mのリンク速度の機器がつながっているとノイズが出るのでしょうか？
次のようになるためです。
ひかりTVの配信は、マルチキャストで行われます。
ルータやハブでは、マルチキャストパケットは、全てのポート(LANの口)に流れます。
この際、全てのポートに送信されるまで、そのパケットをルータやハブのバッファに保持します。
「全てのポートに送信されるまで」なので、一番速度が遅いポートへの送信を待つことになります。
WOLが有効なシャットダウンしたパソコンがネットワークにつながっていると、そのリンク速度は 10M なので、それに合わせることになります。
ルータやハブのバッファはある程度の大きさがありますが、ひかりTVのマルチキャストパケットの量が、リンク速度 10M を上回るので、マルチキャストパケットがどんどんバッファに溜まり、その内あふれて処理が出来なくなります。
ひかりTV用のパケットが処理できなくなるので、ひかりTV利用時にノイズが発生することになります。
以上のような理由のため、ひかりTVに限らず、マルチキャストで配信されるサービスは、同様の問題が起こると思われます。
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