ネット接続を匿名化するソフトウェアに Tor があります。
その Tor を利用したブラウザが、Tor Browser です。
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Tor はプロキシとして動作し、Tor Browser は自PCで Tor を立ち上げて接続することで、匿名化ネットワーク経由でアクセスできます。
この Torプロキシをサーバで設定する方法です。
以下、CentOS6/7 での説明です。
インストールします。
EPELリポジトリの設定が必要なので、epel-releaseパッケージもインストールします。
yum install tor
torrcファイルを編集します。
/etc/tor/torrc
ExcludeNodes {cn},{ru}
ExcludeExitNodes {ru},{cn},{jp}
- SocksPort
- ExcludeNodes
- ExcludeExitNodes
サーバのIPアドレス、ポート番号を xx.xx.xx.xx:yy の形式で指定します。
ポート番号は省略できます。
デフォルトでは、自分自身(127.0.0.1)からしか受け付けないので、ここでIPアドレスを指定して、外部からも接続できるようにします。
torネットワーク経由時に、経由させないサーバを指定します。
{}で国コードを指定でき、ここでは、中国とロシアを除外しています。
除外したい出口ノードを指定します。
torネットワーク内は匿名化された暗号化通信ですが、出口ノードと、接続先サーバの間は通常の通信です。
ここでは、中国とロシア、日本を除外しています。
このように{jp}を指定しておくと、日本国外からのアクセスと見せかけることができます。
tor を起動します。
CentOS6の場合
/etc/init.d/tor start
CentOS7の場合
systemctl start tor
これで、tor がプロキシとして動作します。
ブラウザのプロキシ設定で、SOCKSプロキシー、ポートは 9031 を指定すれば、Torプロキシ経由でアクセスができます。
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