サーバでAdblockのフィルタを使用する広告ブロックプロキシを動かす

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Privoxy はフィルタリング機能を持ったWEB用プロキシで、Privoxy を通すことでWEBページの内容を修正してブラウザに表示させることができます。
この Privoxy に Adblock の定義フィルタを使用し、プロキシサーバ上で広告ブロックする方法です。

スマホやパソコンの広告ブロックをサーバサイドでできるので、スマホやパソコンでの個別設定はプロキシだけになり、便利です。
ただし、その反面、スマホやパソコン上で動作する Adblock系のツールに比べて、ブロックできないものもあります。

なお、昨日紹介した CentOSでスマホ用広告ブロックプロキシを立てる の方法では、各種の Adblock の定義フィルタを変換できないので、本記事の方の内容を実施して下さい。

今回使用するツールは下記サイトのものです。
Adblock の定義フィルタを Privoxy用に変換するスクリプトを使用します。

GitHub – skroll/privoxy-adblock: A bash script for OS X that converts adblock lists to privoxy’s format

スクリプトをダウンロードします。

wget https://raw.githubusercontent.com/skroll/privoxy-adblock/master/privoxy-adblock.sh

root で次のように、 -u オプションでAdblockフィルタ定義のURLを指定して実行します。
-u は複数列挙できます。
なお、-u で指定したものに加えて、デフォルトで EasyList も自動的に指定されます。

sh privoxy-adblock.sh -p /etc/privoxy -u http://tofukko.r.ribbon.to/Adblock_Plus_list.txt -u https://raw.githubusercontent.com/k2jp/abp-japanese-filters/master/abpjf.txt

すると、/etc/privoxy 下に *.script.action , *.script.filter ファイルができるので、下記のように /etc/privoxy/config に追加します。

actionsfile Adblock_Plus_list.script.action
filterfile Adblock_Plus_list.script.filter
actionsfile abpjf.script.action
filterfile abpjf.script.filter
actionsfile easylist.script.action
filterfile easylist.script.filter

これで Privoxy の準備は出来ました。

Privoxy への接続は、デフォルトでは、TCP の 8118番ポートへ行われます。
ファイアウォールで許可するようにして下さい。

後は、スマホやパソコンで、プロキシサーバを使用するように設定すればOKです。

Adblock の定義フィルタには下記のようなものがあるので、使用してみて下さい。

豆腐フィルタ : http://tofukko.r.ribbon.to/Adblock_Plus_list.txt
abp-japanese-filters : https://raw.githubusercontent.com/k2jp/abp-japanese-filters/master/abpjf.txt
280blocker : https://280blocker.net/files/280blocker_adblock.txt

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