Ubuntu で複数NICを使っている場合に、特定のNIC上をデフォルトルートとしていたのに、ある時別のNIC上の経路がデフォルトルートになってしまうことがありました。
この時 syslogには、 NetworkManager が、次のようなログを残しています。この例では、
NetworkManager[714]: [1594222382.3030] policy: set '有線接続 2' (enx493effdcb743) as default for IPv4 routing and DNS
5分~10分経つと、同じようなログが出て、元のデフォルトルートに戻るのですが、なぜこのように切り替わるかが不明です。
ただ、 デフォルトルートが切り替わると外部から接続できなくなったりして不便なので、特定のNIC(接続)が デフォルトルートにならないようにします。
次のように接続名を指定してコマンドを実行します。
nmcli con mod "接続名" ipv4.never-default yes
例えば、接続名が「 有線接続 2 」の場合、次のようにします。
nmcli con mod "有線接続 2" ipv4.never-default yes
これで、 指定の接続がデフォルトルートにならないようになるので、勝手に デフォルトルートが切り替わることはなくなります。
なお、nmcli con mod “接続名” ipv4.never-default yes を実行すると、
ファイル /etc/NetworkManager/system-connections/接続名 の [ipv4] セクションに
never-default=true
の行ができます。
直接このようにファイルを編集してもOKです。
参考
Debian – NetworkManager changes default routing policy – iTecTec
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