LinuxマシンでHDDを複数さしてある場合、sda,sdbといったデバイスに該当する物理HDDはどれかを調べる方法です。
HDDのシリアルナンバーとS.M.A.R.T. 情報を突き合わせて確認します。
まず、HDD表面のシールに記載してあるシリアルナンバーを確認します。
次に以下のコマンドで HDDのS.M.A.R.T. 情報を確認します。
sda,sdbといったデバイス名で接続されているHDDのシリアルナンバーを確認出来ます。
最初に、システム上のHDDを確認します。
smartctl –scan を実行します。
下記例では、/dev/sda 、/dev/sdb の2つのHDDがつながっています。
# smartctl --scan /dev/sda -d scsi # /dev/sda, SCSI device /dev/sdb -d scsi # /dev/sdb, SCSI device
次にsmartctl コマンドでHDDデバイス名を下記のように指定して実行します。
smartctl /dev/sda -i
すると、以下のようにHDDのS.M.A.R.T. 情報が表示されます。
Serial Number: の個所がシリアルナンバーです。
# smartctl /dev/sda -i smartctl 5.43 2016-09-28 r4347 [x86_64-linux-2.6.32-696.1.1.el6.x86_64] (local build) Copyright (C) 2002-12 by Bruce Allen, http://smartmontools.sourceforge.net === START OF INFORMATION SECTION === Model Family: Western Digital Caviar Black Device Model: WDC WD5003AZEX-00K3CA0 Serial Number: WD-WCC6Y0HJ5RNC LU WWN Device Id: 5 0014ee 20da5ff12 Firmware Version: 01.01A01 User Capacity: 500,107,862,016 bytes [500 GB] Sector Sizes: 512 bytes logical, 4096 bytes physical Device is: In smartctl database [for details use: -P show] ATA Version is: 8 ATA Standard is: ACS-3 (unknown minor revision code: 0x001f) Local Time is: Fri Jun 23 19:56:24 2017 JST SMART support is: Available - device has SMART capability. SMART support is: Enabled
これで、sda,sdbといったデバイス名で接続されているHDDのシリアルナンバーがわかるので、HDD表面のシールに記載してあるシリアルナンバーと一致するものを確認すればOKです。
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