WindowsでSIPクライアント baresip を使う方法です。
ひかり電話+ナンバーディスプレイを使っている場合は、baresip の出力内容に、かかってきた番号が含まれています。
これは標準エラー出力なので、それを取得すれば、Windowsで電話番号を取得することができます。
Linuxでは次の記事のようにできます。
Linux でひかり電話にかかってきた電話番号を取得する パソコン鳥のブログ
https://github.com/alfredh/baresip-win32 でWindows用 baresip を作成する方法が、説明されています。
以下は、その方法です。Linuxマシンでの作業が必要です。
まず、Makeファイルを取得します。
wget https://raw.githubusercontent.com/alfredh/baresip-win32/master/Makefile
必要なモジュールのソースを取得します。
wget http://www.creytiv.com/pub/re-0.5.6.tar.gz wget http://www.creytiv.com/pub/rem-0.5.2.tar.gz wget http://www.creytiv.com/pub/retest-0.5.2.tar.gz wget http://www.creytiv.com/pub/baresip-0.5.6.tar.gz wget https://www.openssl.org/source/openssl-1.1.0g.tar.gz
取得したモジュールのソースを展開します。
tar zxvf re-0.5.6.tar.gz tar zxvf rem-0.5.2.tar.gz tar zxvf retest-0.5.2.tar.gz tar zxvf baresip-0.5.6.tar.gz tar zxvf openssl-1.1.0g.tar.gz
取得したモジュールのソースを、必要な個所に移します。
mv re-0.5.6 re mv rem-0.5.2 rem mv retest-0.5.2 retest mv baresip-0.5.6 baresip mv openssl-1.1.0g openssl
ビルドします。
make openssl make
これで、baresipディレクトリ下に baresip.exe が出来ているので、Windowsマシンにコピーします。
Windows上で baresip を実行すると、ディレクトリ C:\Users\XXXXX\AppData\Roaming\.baresip が出来ています。
(XXXXXはユーザ名です)
そこにある configファイルの、次の個所をコメントアウトします。
#module wincons.dll #module dshow.dll
baresip は、SIPクライアントとして、ダイアルしたりのコマンドをキー入力できます。
今回は電話番号を表示させるだけなので、上記の wincons.dll のコメントアウトで、キー入力を無効化します。
また、実行時にエラーが出ますが、電話番号を表示させるだけの際には不要なので dshow.dll も無効化します。
同じ個所に、accounts ファイルがあります。
下記ページの「accounts ファイル」の個所の設定を行ってください。
Linux でひかり電話にかかってきた電話番号を取得する パソコン鳥のブログ
これで、Windows上で baresip を実行できます。
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