Webメールシステム Rainloop の Ubuntu での設定

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WEBメールシステム Rainloop の Ubuntu での設定です。
PCやスマホから利用可能です。

PCからのアクセス時:
rainloop_7

スマホからのアクセス時:
rainloop_8

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インストール(管理者の作業)

以下、root での作業です。

apache をインストールします。

apt install apache2
a2enmod ssl
a2ensite default-ssl
systemctl reload apache2

apache で https でアクセスできるように、ファイアウォールの 443番ポートを許可します。

ufw allow 443

RainLoop 実行に必要なパッケージをインストールします。

apt install php php-curl php-xml

RainLoop を取得・展開します。

wget https://www.rainloop.net/repository/webmail/rainloop-latest.zip

mkdir /var/www/rainloop
unzip rainloop-latest.zip -d /var/www/rainloop
find /var/www/rainloop -type d -exec chmod 755 {} \;
find /var/www/rainloop -type f -exec chmod 644 {} \;
chown -R www-data:www-data /var/www/rainloop

apache での設定を行います。

次のファイルを作成します。
ServerName の個所は、あなたのサーバー名にして下さい。

/etc/apache2/sites-enabled/rainloop.conf


  
    ServerName xxxxxxxxx
    Alias /rainloop /var/www/rainloop
    
      
          # Apache 2.4
          Require all granted
      
      
          # Apache 2.2
          Order Deny,Allow
          Allow from all
      
    
    
      
          # Apache 2.4
          Require all denied
      
      
          # Apache 2.2
          Order Allow,Deny
          Deny from all
      
    
  

設定を反映させます。

systemctl restart apache2

Rainloop の設定(管理者の作業)

Rainloop を使用するには、メールのドメイン(メールアドレスの@より右側の部分)を、あらかじめ指定しておく必要があります。

ブラウザで管理者用画面にアクセスします。

管理者画面は、https://あなたのサーバー名/rainloop/?/admin です。

ログイン画面になるので、デフォルトログインID/パスワードである、admin と 12345 を指定します。

下の画面で、Language、Language(admin) を 日本語 にします。

rainloop_1

すると、表示が日本語に切り替わります。

rainloop_2

画面左で「セキュリティ」を選び、ログイン名とパスワードを変更します。
変更後、[パスワード更新]ボタンを忘れずに押してください。

rainloop_3

画面左で「ドメイン」を選びます。
ここで、Rainloop で使用するメールのドメインを指定します。

rainloop_4

「ドメインを追加」を押します。

次の画面になります。

rainloop_5

“名前” の箇所は、ドメイン(メールの@より右側)を入れます。
その他、メールサーバーの設定に合わせて、サーバー・ポート、セキュリティの個所を設定します。

メールサーバへのログインアカウントが、ドメインを含まない場合(aaaa@xxx.com の aaaaのような場合)、”短いログイン名を使う” にチェックを入れて下さい。

[接続テスト] を押した後、問題なければ [接続テスト] が緑色になるので、[追加] を押してください。

追加したら、画面右上の電源ボタンを押してログアウトします。

これで、管理者側の作業は完了です。

WEBメールログイン方法(利用者)

管理者の作業が完了すると、一般ユーザが利用可能になります。

利用者は、https://あなたのサーバー名/rainloop にアクセスします。

メールアドレスとパスワードを入れて、ログインします。

rainloop_6

すると、メール一覧が表示されます。
下の画面はPCからのアクセスしたときの画面です。

rainloop_7

モバイルからのアクセスでは、次のような画面です。

rainloop_8

これで、WEBメールを利用できます。

参考

PHP製WEBMAIL「rainloop」はUIがキレイさん – Qiita
Documentation / Installation / RainLoop Webmail
RainLoopを設置したけど、imapとsmtpの設定で手こずる | bambis blog

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