Privoxy はフィルタリング機能を持ったWEB用プロキシで、Privoxy を通すことでWEBページの内容を修正してブラウザに表示させることができます。
この Privoxy にモバイル広告ブロッカーのフィルタを設定し、サーバ上で動作させ、スマホで利用できるようにします。
ここでは、モバイル広告ブロッカーのフィルタとして 280blocker を利用します。
以下、サーバでの作業と、スマホでの作業です。
なお、ここではサーバは CentOS6 で説明します。
サーバでの作業
以下、root で作業します。
Privoxy をインストールします。
yum install privoxy
280blockerの広告ブロック定義を、Privoxy 用のフィルタに変換するツールを用意します。
次の手順で実行します。
http://projects.zubr.me/wiki/adblock2privoxyDownloads
の x64 RPM binary packages ~ の個所から CentOS6用をダウンロードします。
2018年5月8日時点では、1.4.2 が最新ですね。
ダウンロードしたパッケージをインストールします。
rpm -ivh adblock2privoxy-1.4.2-1.el6.x86_64.rpm
280blockerの広告ブロック定義を、Privoxy 用のフィルタに変換します。
2019.12.14
adblock2privoxy で URLを直接指定するとエラーが出るようになっていたので、下記を修正しました
curl https://280blocker.net/files/280blocker_adblock.txt > 280blocker_adblock.txt adblock2privoxy -p /etc/privoxy -t 280.task 280blocker_adblock.txt <del>adblock2privoxy -p /etc/privoxy -t 280.task https://280blocker.net/files/280blocker_adblock.txt</del>
/etc/privoxy/ に次のファイルができます。
ab2p.system.action
ab2p.action
ab2p.system.filter
ab2p.filter
/etc/privoxy/config に下記行を追加します。
actionsfile ab2p.system.action actionsfile ab2p.action filterfile ab2p.system.filter filterfile ab2p.filter
Privoxy を再起動します。
/etc/init.d/privoxy restart
これで Privoxy の準備は出来ました。
Privoxy への接続は、デフォルトでは、TCP の 8118番ポートへ行われます。
ファイアウォールで許可するようにして下さい。
スマホでの作業
設定 - 無線とネットワーク - その他の設定 または もっと見る をタップします。
続けて、モバイルネットワーク - アクセスポイント名 をタップします。
アクセスポイント一覧が出るので選択します。
「プロキシ」にサーバのアドレスを設定します。
「ポート」に 8118 を設定します。
これで、スマホからアクセスした際に、モバイル広告ブロッカーが適用されます。
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