Windows Home でリモートデスクトップできる RDP Wrapper Library のインストールと自動更新の設定

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Windows10/11Home にリモートデスクトップできるようにする RDP Wrapper Library の設定方法です。
以下の手順で、WindowsUpdate によるOS更新の際に必要な RDP Wrapper Library の設定ファイルの自動更新の設定も行います。

https://github.com/stascorp/rdpwrap/releases/tag/v1.6.2
から RDPWrap-v1.6.2.zip をダウンロード・展開します。

展開してできた install.bat をエクスプローラで右クリックし、[管理者として実行]を選択して実行します。
コマンドプロンプトの画面が開き、最後に「続行するには何かキーを押してください . . .」と出たら、何かキーを押してください。

C:\Program Files\RDP Wrapper フォルダができているので、ここに、RDPWrap-v1.6.2.zip を展開した時に出来たファイルをコピーします。

この C:\Program Files\RDP Wrapper フォルダは、ウイルス対策ソフトのスキャンの対象外に設定しておいてください。
Windows11のWindowsDefenderでは、スタートメニュー - 設定 - プライバシーとセキュリティ - Windowsセキュリティ - ウイルスと驚異の防止 とたどり、「ウイルスと驚異の防止の設定」の箇所の [設定の管理] を選択します。続けて[除外の追加または削除]を選択し、[+ 除外の追加] - フォルダー で、C:\Program Files\RDP Wrapper フォルダを指定してください。

次に autoupdate_v1.2.zip を次の箇所からダウンロード・展開します。

rdpwrap/binary-download.md at master · asmtron/rdpwrap · GitHub

展開してできた autoupdate と helperフォルダを、C:\Program Files\RDP Wrapper フォルダにコピーします。
コピーした autoupdate をエクスプローラで右クリックし、[管理者として実行]を選択して実行します。
次の画面が出た場合は、[詳細情報]をクリックして出てきた項目で[実行]を選んでください。

autoupdate を実行すると、コマンドプロンプトの画面が出て色々表示された後、コマンドプロンプトの画面が閉じられます。
WindowsUpdate によるOS更新の際に、OSバージョンに合わせた rdpwrap の更新も必要ですが、autoupdate 実行により、rdpwrap ファイルが更新されます。

この autoupdate 実行を、システム起動時に自動的に実行するように設定します。
C:\Program Files\RDP Wrapper\helper フォルダ内の autoupdate__enable_autorun_on_startup をエクスプローラで右クリックし、[管理者として実行]を選択して実行します。
「続行するには何かキーを押してください . . .」と出たら、何かキーを押してください。

これで、システム起動時に autoupdate(.bat) が実行されるようにタスクスケジューラに登録されます。

最後に Windowsを再起動します。再起動後に C:\Program Files\RDP Wrapper フォルダ内の RDPConf を実行します。
次のような画面になりますので、Service state が Running に、Listener state が Listening になっていることを確認して、[OK] を押してください。

以上で、Windows Home にリモートデスクトップ接続できるようになります。

参考

rdpwrap/binary-download.md at master · asmtron/rdpwrap · GitHub
Windows11 Home エディションで RDP (リモートデスクトップ) を使う方法 《最新版》 #RDPWrapper – Qiita
RDP Wrapper Library と自動アップデータの導入・使用方法 – 油田
RDP Wrapper Library – PukiWiki

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