メールが外部から配信された時や、ユーザがメール受信・削除した時に、メールログに出力される内容です。
ここでは、CentOS6 の dovecot について説明します。
メールログは /var/log/maillog を参照します。
メールが外部から配信された時
Sep 12 21:01:11 testsv postfix/local[16075]: AA89D16E84B8: to=<test@test.test>, relay=local, delay=0.06, delays=0.04/0/0/0.01, dsn=2.0.0, status=sent (delivered to maildir)
「status=sent (delivered to maildir)」の行が、メールが外部から配信された時に出力されます。
配信先は「to=」の箇所に出力されています。
ユーザのメールボックスに何件のメールがあるかはこの時点では分かりません。
ユーザがメールを受信した時
Sep 12 21:26:28 Info: POP3(test): Disconnected: Logged out top=0/0, retr=2/3296, del=0/1202, size=4571734
POP3(test) の括弧内は、ユーザアカウント名です。
retr=、del= の箇所に、受信件数と、受信後のメールボックスのメール数が出力されます。
「retr=2/3296, del=0/1202」は、メール2件を受信し、その結果、メールボックスのメールが 1202件になったことを示します。
ユーザがメールを受信し、サーバから削除した時
Sep 12 21:23:56 Info: POP3(test): Disconnected: Logged out top=0/0, retr=1/3888, del=1/2, size=3871
POP3(test) の括弧内は、ユーザアカウント名です。
retr=の箇所に、受信件数が出力されます。
「retr=1/3888」は、メール1件を受信したことを示します。
del= の箇所に、削除件数と、削除前のメールボックスのメール数が出力されます。
「del=1/2」は、メールボックスのメール 2件中、1件を削除したことを示します。
メールボックスの残りメール数は 2-1=1 で1件です。
この例では、メール1件を受信すると同時に、そのメールを1件を削除しています。
その他、メール送受信の為のサーバへの接続は、以下を参照して下さい。
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