NTPサーバを時刻の後戻り設定が無い slew モードにする

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2017年1月1日に、うるう秒が 8時59分60秒として挿入されます。
通常、秒は 0~59 ですが、うるう秒では 60 が挿入されるため、対応していないソフトウェアでは問題が起こるかもしれません。

NTP-サバをslew モードにすると、うるう秒の60を挿入せずに、徐々に時刻を合わせることが出来ます。
また、slew モードでは、時刻同期で時刻を戻す方に設定しないので、 時刻が戻ることを想定していないソフトウェアの意図しない誤動作も避けることが出来ます。

一方、徐々に時刻を合わせるということは、デメリットとして、時刻のずれが大きいと、正しく合うまでに時間がかかることになります。

slew モードにする前に、時刻をある程度合わせておいてください。

次のコマンドで時刻のずれが確認できます。
表示結果の delay列が、時刻のずれ(ミリ秒単位)です。

ntpq -p

以下、slew モードの設定方法です。

NTPサーバの設定を変更して slew モードにします。
次のファイル中で、OPTIONS= のパラメータに、-x を追加します。

Ubuntu
/etc/default/ntp
CentOS
/etc/sysconfig/ntpd

ntpdを再起動して、設定を反映させます。

Ubuntu
 /etc/init.d/ntp restart
CentOS
 /etc/init.d/ntpd restart

これで、NTPサーバが slew モードで動作します。

参考

2017年は、元旦に「うるう秒」挿入されます – ex1-lab
slewモード設定 | Redhat / CentOS 6 サーバ設定リファレンス
うるう秒対策 in 2017 – SOOOTAの備忘Log

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