pingの結果の「宛先ホストに到達できません」「要求がタイムアウトしました」の違い

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Windowsでpingを実行し、結果が「宛先ホストに到達できません」「要求がタイムアウトしました」となることがあります。
何が違うのか、原因の調べ方です。

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pingの送信元と宛先が同じネットワークセグメントの場合

「宛先ホストに到達できません」の場合

そのIPアドレスを持つPCが存在していません。
PCのファイアウォールの設定ミスでは無く、存在自体していません。

「要求がタイムアウトしました」の場合

そのIPアドレスを持つPCは存在していますが、pingへの応答が返らない状況です。
送信元PCや、宛先PCのファイアウォールでブロックしていないか確認しましょう。

pingの送信元と宛先が異なるネットワークセグメントの場合

「宛先ホストに到達できません」の場合

下記のように「要求がタイムアウトしました」の表示が混ざっても、「宛先ホストに到達できません」の表示があれば、このパターンです。

>ping 10.8.0.1
10.8.0.1 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
yy.yy.yy.yy からの応答: 宛先ホストに到達できません。
yy.yy.yy.yy からの応答: 宛先ホストに到達できません。

この場合では、送信元PCのデフォルトゲートウェイが間違っていないか、確認しましょう。
または、宛先IPアドレスが、そもそも存在しないネットワークセグメントです。

ルータの設定に問題あればそれも原因ですが、可能性は低いでしょう。
この場合、「yy.yy.yy.yy からの応答: 宛先ホストに到達できません」の yy.yy.yy.yy や、”tracert.exe yy.yy.yy.yy” 実行で表示されるノードの設定チェックが必要です。

「要求がタイムアウトしました」の場合

宛先IPアドレスは、存在するネットワークセグメント上ですが、そのIPアドレスを持つPCが存在していません。
または、ファイアウォールによりブロックされているかです。

この2つは、(pingの送信元と宛先のネットワークセグメントが異なる場合は)どちらが原因か区別は付きません。

送信元PCを、宛先PCと同じネットワークセグメントに接続できるならば、つなげて ping を実行します。
その後、本記事の [pingの送信元と宛先が同じネットワークセグメントの場合] の個所の内容に従ってください。

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