RaspberryPiをDLNAサーバにする為の設定です。
minidlna を使用します。
インストールです。
apt-get install minidlna
次に、/etc/minidlna.confファイルを編集します。
media_dir= でDLNAで公開するディレクトリを指定します。
公開したいディレクトリが複数ある場合は、以下のように複数行で列挙します。
media_dir=/media/pi/xxxxx/videos media_dir=/media/pi/xxxxx/audio
RaspberruPi にUSBのHDDをつなげている場合、/media/pi/xxxxx の形式でアクセスできます。
(xxxxxはHDDごとに異なります)
HDD内のディレクトリを上記のように指定できます。
media_dir の指定では、ディレクトリごとにコンテンツのタイプを指定できます。
下記のようにディレクトリの前に、A,P,V,PVいずれかで指定します。
指定できるのは、A:音楽、P:画像、V:ビデオ、PV:画像とビデオです。
media_dir=V,/media/pi/xxxxx/videos media_dir=A,/media/pi/xxxxx/audio
次に、db_dir= で minidlna で作成するデータベースファイルの場所を指定します。
下記例では、USBのHDD上のディレクトリを指定しています。
db_dir=/media/pi/xxxxx/cache/minidlna
minidlna.conf の設定は以上です。
minidlna.confで指定したディレクトリを下記コマンドで作成しておきます。
mkdir /media/pi/xxxxx/cache/minidlna chown minidlna /media/pi/xxxxx/cache/minidlna
次に下記ファイルの場所に、sleep 60 を入れます。
これは、USBのHDDをつなげている場合は、minidlna起動時にまだHDDがマウントされていないことを避けるために、60秒起動を遅らせます。
これが無いと、/etc/minidlna.conf で指定したディレクトリへのアクセスに失敗して、minidlnaの起動が失敗します。
/etc/init.d/minidlna の do_start() の個所
do_start() { # Return # 0 if daemon has been started # 1 if daemon was already running # 2 if daemon could not be started touch $LOGFILE && chown $USER:$GROUP $LOGFILE || return 2 mkdir -p $PIDDIR && chown $USER:$GROUP $PIDDIR || return 2 sleep 60 start-stop-daemon --start --quiet --pidfile $PIDFILE \ --chuid $USER:$GROUP --exec $DAEMON --test > /dev/null \ || return 1 start-stop-daemon --start --quiet --pidfile $PIDFILE \ --chuid $USER:$GROUP --exec $DAEMON -- \ $DAEMON_ARGS \ || return 2 }
minidlna が自動起動するようにします。
systemctl enable minidlna.service service minidlna restart
これで、minidlna の設定は完了です。
Windows Media Player 等で RaspberryPi上の DLNAサーバ上のコンテンツにアクセスできます。
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