ファイルを安全に消去する

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以前ハードディスクやUSBメモリ等の中身をセキュアに消去する方法を紹介しました。
今回はフリーなファイルの削除ツールを2つ紹介します。
Windows上で削除したファイルは復元可能なので、セキュアに消去するには、このようなツールで削除します。

ハードディスクやUSBメモリ、SDカードのデータを安全に消去する パソコン鳥のブログ

Freeraser

米国防総省の、削除と消去に関する規格 DOD 5220.22-M に対応した削除も行えるツールです。

Freeraser – free file shredder

ページ右上の「Download Freeraser now!」からダウンロード・インストールします。

インストール後、デスクトップ上に画像のようなアイコンが現れるので、右クリックして System -> Language -> Japanese を選択すると日本語化出来ます。

画像

その後、一旦右クリックして「終了」を押して終了後、スタートメニューから Freeraser を実行します。
インストール直後は、Freeraserのアイコンにファイルをドラッグ・ドロップして削除できないので、一旦終了して起動させる必要があります。

Freeraserのアイコンにファイルをドラッグ・ドロップすると、次の確認画面が出るので、「実行する」を選択すると、復元不可能に削除されます。

画像

または、アイコンを右クリックして「破壊するファイルの選択」から削除するファイルを選択できます。
アイコンを右クリックして、システム -> 破壊モード メニューから、「高速破壊」「強制破砕」「究極粉砕」が選択できます。

「高速破壊」がランダムデータで1回上書きする方法、「強制破砕」が米国防総省の規格に準拠した3回の上書を実施する方法です。
通常使用では、デフォルトの「高速破壊」で充分です。

SDelete

Microsoftのサイトに掲載されている削除ツールです。

SDelete

コマンドプロンプトで実行します。
sdelete初回実行時は、ライセンス認証の画面が出るので「Agree」を押します。

sdelete ファイル名
sdelete -r ディレクトリ名

米国防総省の規格に準拠した3回の上書を実施するには、-p オプションを付けて実行します。
-p の後の数字は、上書き回数です。

sdelete -p 3 ファイル名
sdelete -p 3 -r ディレクトリ名

このツールの注意点です。

削除の際、空では無いディレクトリが存在する場合は、そのディレクトリの中身は空になりますが、そのディレクトリ自体は「Error deleteing XXXXX」のエラー表示で削除できません。
もう1回 sdelete を実行すると、空になったディレクトリは削除されます。
何階層もディレクトリがあると、エラーが出なくなるまで何回も sdelete を繰り返し実行する必要があります。

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