WSL で CentOS7 を使う方法です。
WSL へ CentOSインストール
次の個所から CentOS.zip をダウンロードします。
https://github.com/yuk7/CentWSL/releases/latest
CentOS.zip を展開すると、CentOS.exe と rootfs.tar.gz があります。
これらを、任意のディレクトリに移動します。
CentOS.exe を実行します。
管理者権限の無いユーザでログオンしている場合は、エクスプローラで右クリックして [管理者として実行] から実行して下さい。
次の表示が出たら WSL で CentOS のインストール完了です。何かキーを押すと終了します。
Installing... Installation Complete! Press any key to continue...
CentOS.exe と同じ個所に rootfs , temp ディレクトリが出来ています。
インストール後、再度 CentOS.exe を実行します。
管理者権限の無いユーザでログオンしている場合は、エクスプローラで右クリックして [管理者として実行] から実行して下さい。
今度はターミナルが立ち上がってきます。
これで WSL で CentOS が動作します。
ログインユーザ変更
初期ログインユーザは root なので、変更します。
ユーザを作成します。また、sudo できるようにします。
adduser ユーザ名 gpasswd -a ユーザ名 wheel
また、/etc/sudoers でコメントになっている次の行のコメントを外します。
/etc/sudoers
wheel ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
exit して、ターミナルから抜けます。
次にコマンドプロンプトで、次のように実行します。
ログインユーザを、指定のユーザにします。
CentOS.exe config --default-user ユーザ名
このコマンドでは、ログインユーザの設定変更をするだけです。
これで CentOS.exe を実行して CentOS を立ち上げると、ログインユーザが変わっています。
ここで sudo できるか確認して下さい。
sudo できなかったら、一旦 exit して、コマンドプロンプトで、次を実行します。
CentOS.exe config --default-uid 0
CentOS.exe を実行すると、rootユーザになっていますので、先の手順にミスが無いか確認して下さい。
Xの設定
CentOS のグラフィカルなアプリを表示できるようにします。
Xサーバー VcXsrv をインストールします。
下記記事の手順の「インストール」「実行」を実施して下さい。
WindowsでリモートのLinuxのGUIアプリを表示させる-Xサーバ VcXsrv: パソコン鳥のブログ
次に、WSL の CentOS上で次を実行します。
必要パッケージをインストールします。
sudo yum install xorg-x11-apps sudo yum install ipa-*-fonts
動作確認です。
次を実行すると、マウスの場所を目玉の向きで追いかけるアプリが表示されます。
export DISPLAY=:0.0 xeyes
ログイン時に必要な設定がされるように、~/.bashrc の末尾に次を追加して下さい。
~/.bashrc
export LANG=ja_JP.UTF-8
アンインストール
CentOSをアンインストールするには、コマンドプロンプトで、次のように実行します。
管理者権限の無いユーザでログオンしている場合は、エクスプローラで右クリックして [管理者として実行] から実行して下さい。
CentOS.exe clean
参考
Install CentOS on Windows 10 WSL
GitHub – yuk7/CentWSL: CentOS as a WSL Instance. Supports multiple install.
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