タスクトレイアイコンに残ったままのアイコンを消すアプリ TrayIconBuster をビルドする

Windowsでタスクトレイアイコンを持つプログラムが強制終了した場合、タスクトレイでアイコンが残ったままになります。
そのアイコンの上でマウスを動かせば消えますが、TrayIconBuster を使えばアプリから消すことができます。

GitHub – erik434/TrayIconBuster: Command-line program to clean up zombie tray icons

ただし、 TrayIconBuster はソースコードしか公開されていないので、そのビルド方法を説明します。
ビルドはC#のソースに対しておこないますが、下記記事のとおり、Windowsの標準機能でできます。

Windows10の標準機能でC#のソースコードをビルドする | パソコン鳥のブログ

まず、 TrayIconBuster のソースを取得します。

GitHub – erik434/TrayIconBuster: Command-line program to clean up zombie tray icons で、[Code]ボタンの箇所で Download Zip を選択します。

ダウンロードしたzipファイルを展開します。

展開したファイルの Program.cs、TrayIconBuster.cs の内容で、Utilities.Log($” となっている箇所を、$ を削除して Utilities.Log(” とします。
Program.cs に1か所、 TrayIconBuster.cs に3か所あります。

コマンドプロンプトを開き、Program.cs、TrayIconBuster.cs の場所で、次を実行します。

C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319\MSBuild /p:DebugSymbols=false /p:DebugType=None /t:Rebuild /p:Configuration=Release

ディレクトリ bin\release ができ、その中に TrayIconBuster(.exe) が出来ています。

この TrayIconBuster を実行すれば、タスクトレイアイコンに残ったままのアイコンが消されます。