賃貸マンションのLAN配線 - モールを画鋲で留めてその中を配線する

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賃貸アパート・マンションでのLANケーブルの配線についてです。
賃貸ですので、建物へのキズを最小限にする必要があります。そこで、モールを画鋲で壁に留めて、その中を配線する方法を紹介します。
また、モールを両面テープで固定した場合はしばらくすると、はがれてしまいますが、画鋲での固定は外れることもありません。

下の左側の写真が実際に配線している所です。写真右側の赤線の所に配線していますが、目立たず配線出来ています。

使用するもの

LANケーブル

平たいフラット型と、通常(径が丸型)のものがありますが、室内の配線(モールの中を通す配線)は通常(径が丸型)のもので、径が細型のものをお勧めします。
ドアの下側の隙間によっては、径が細型のものはそのままドアの下を通せます。
こちらでは、下記のLANケーブルを使いました。比較的柔らかいので、取り回しが楽に出来ます。
2021.5.3 記事当時のケーブルが取り扱い中止になっていました。最近配線した箇所では次のケーブルを使用しました

サンワサプライ カテゴリ6極細LANケーブル 10m ホワイト LA-SL6-10W
サンワサプライ
サンワサプライ (2013-01-01T00:00:01Z)
5つ星のうち4.3
¥982

2021.5.3 最近配線した箇所では次のスリムタイプでは無いケーブルも使用しました。こちらも本記事で紹介しているモールの中を通せます

おそらく厚さ1.5mm以下であれば、大抵のドアの隙間を通ると思います。
こちらでは、下記のLANケーブルを使いました。

モール

下の左側の写真のように、中が空洞になっています。右側のようにフタを取り外すことが出来ます。このモールの中をLANケーブルを通し、壁に取り付けます。


モールの色は当然壁の色に合わせます。壁と床下側を通す場合は床材に似た木目調のモールもありますので、そのような場合はそれを使用します。

こちらでは下記のモールを使用しました。
後ほど説明しますが、モールは画鋲で留めますが、モールの底に穴が開いていると、そこを画鋲を通せばいいので楽です。
下記モールは両端付近と真ん中に穴があります。

配線を直角に曲げる場合は、下記でモールを連結します。

画鋲

モールを壁に固定するのに使います。モール1本当たり2個の画鋲で充分です。

ケーブルホルダー

平たいLANケーブルをドアに通す際に、ドア付近での壁との固定に使います。
こちらでは下記を使用しました。

延長コネクタ

ドアを通す為に平たいケーブルに繋ぎ変える為に、このコネクタを使用します。
また、LANケーブルの長さが足りない場合にも、ケーブル同士をこれで繋げて延長します。


こちらでは下記を使用しました。

室内の配線

モールの壁への固定は画鋲を使います。写真左のように、モールを画鋲で壁に固定します。
写真右のモール中央部分のように、モールに開いている穴に画鋲を刺すと力がいらず楽です。

LANケーブルをモールの中に通し(写真左)、モールに蓋をします(写真右)


これを繰り返し、部屋の壁をモールでつなげていきます。
モールの継ぎ目は下の写真のようにそれほど目立ちません。下の写真では、中央に継ぎ目があります。


なお、向きを左右方向から上下方向のように直角に変える場合ですが、下の写真中央のL字型のモールでで連結できます。
向きを変える際に1cm程ケーブルがむき出しになることを気にしない場合は、使わずともいいと思います。記事の最初の写真では直角部分がありますが、私はL字型のモールは使っていません。それでも、それほど目立ちません。


ドア

ドアの下側にはスペースが若干あるので、細型のLANケーブルを使用している場合は、そのままドアの下側を通せます。

ドアの下側以外を通すには、下の写真のように平たいLANケーブルを使ってドアを通す必要があります。


LANケーブルをそのままでドアに通せない場合、下の写真の赤丸の箇所のように、延長コネクタを使って平たいケーブルにつなぎなおします。
両端のLANケーブルが壁に固定されているので、延長コネクタは特に壁に固定せずともいいです。
壁から少し浮くのが気になる場合は、両面テープで壁に固定します。


平たいケーブルをドアに通します。
ドアをまたぐ前後で、ケーブルホルダーを使って平たいケーブルを壁に固定します。


ドアを通した後、更に延長コネクタを使って、通常のケーブルにつなぎなおします。

最初から平たいケーブルを使えばいいのでは?と思われるかも知れませんが、平たいケーブルでは室内での取り回しで直角に向きを変える際に、ケーブルにねじれが出てしまいます。
その為、ドアを超える際だけ、平たいケーブルにしています。

配線長の影響について

最後に、配線長の影響についてです。
LANケーブルを配線する長さが長くなりますので、ケーブルが受けるノイズの影響によるインターネットの速度への影響が気になりますが、20m程度では問題無いと思います。
配線前に、ルータとPCを1mのケーブルで接続した場合と、20m程のケーブル長さ(10m+延長コネクタ+10m)で回線速度を測定してみましたが、ケーブル長の違いで速度差は見られませんでした。
こちらではマンション内を20m程配線していますが、配線後も速度低下はありません。

また、配線の為にケーブルを細型にしたり、平らなものを使用したりしますが、下記サイトの測定を見ると、通常の太さのものと差は無いようです。
LANケーブルが変わると速度がどれほどアップするか38種類テスト結果まとめ – GIGAZINE

むしろ、配線せずに、無線LANでルータやアクセスポイントと、PCの間を離して利用する方がインターネットの速度低下となりますので、室内配線をした方が速度的に有利です。

コメント

  1. TAOS より:

    はじめまして。
    モールに刺す画鋲ですがどのようなものを使用していますか?
    自分も最近賃貸マンションに引っ越し欲しい部屋にLAN差込口がなく、リビングのルーターから引きこもうと考えています。

  2. パソコン鳥 より:

    普通の画鋲です。
    金色みたいな50個入りなどのものです。

  3. TAOS より:

    無事に完了しました。
    思いのほか良く出来たので感謝します。
    ところで中継アダプタを使っているのですが、何か化粧するボックスなどはあるんですかね?

  4. パソコン鳥 より:

    記事がお役に立てて何よりです。
    中継アダプタは、こちらでは特に何もしていません。
    見栄えが悪いのですが、配置がドア付近で若干目立たない場所なので、そのまま使っています。

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