HDDの S.M.A.R.T.情報の取得や、自己診断を実施できるsmartmontools のWindows版です。
Linuxでの HDDの S.M.A.R.T.情報の取得と、HDD自己診断の実施方法 パソコン鳥のブログ
次の個所からダウンロード・インストールします。
https://sourceforge.net/projects/smartmontools/
より新しいテスト版は次の個所にあります。
http://builds.smartmontools.org/
Windows版では実行は、コマンドプロンプトから実行します。
Linux版と同様、Windows版でも sda,sdb等のようにドライブを表します。
C:\Users\XXXX>smartctl --scan /dev/sda -d ata # /dev/sda, ATA device /dev/sdb -d ata # /dev/sdb, ATA device /dev/sdc -d ata # /dev/sdc, ATA device
コマンドの書式は下記で紹介していた Linux版 と同じです。
SMART情報表示や、HDDの自己診断が Windows版でも同様に実行できます。
Linuxでの HDDの S.M.A.R.T.情報の取得と、HDD自己診断の実施方法 パソコン鳥のブログ
HDDの指定は、ドライブレターでは指定できないことに注意して下さい。
sda , sdb , …がどのHDDに該当するかは、下記のように -iオプション付きで実行して、表示結果の「Model Family」や「Device Model」で判断して下さい。
C:\Users\XXXX>smartctl /dev/sdb -i : === START OF INFORMATION SECTION === Model Family: Western Digital Blue Device Model: WDC WD30EZRZ-22Z5HB0 Serial Number: 2020202057202d444357 :
なお、スタートメニュー の smartmontools 内の smartctl Exsamples 項目で色々な機能を実行するメニューが登録されていますが、これらはデバイス sda が対象です。
HDDの S.M.A.R.T.情報を取得する為のドライブデータベースは、スタートメニュー から smartmontools メニューの drivedb.h update 実行で更新できます。
S.M.A.R.T.情報を取得できないHDDがあれば、実行してドライブデータベースを更新してみて下さい。
HDDの自己診断を実行する場合は、管理者として実行したコマンドプロンプトか、スタートメニュー の smartmontools の smartctl (Admin CMD) を実行したコマンドプロンプから、smartctl を実行して下さい。
通常のコマンドプロンプトでの実行は、HDDの自己診断(-tオプション)で下記表示が出て実行できません。
Command "Execute SMART Short self-test routine immediately in off-line mode" faled: Function requires admin rights
以上、Windows版 smartmontools でした。
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