quotaで設定したソフトリミットに達した後の quotaコマンドでの表示内容

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Linux では、quota によってユーザやグループごとにディスク使用量を制限することが出来ます。
この制限には、ハードリミットとソフトリミットがあります。
ハードリミットの制限値は、それ以上全く使用できない容量です。
一方、ソフトリミットを超えてもハードリミットまで達するまでは、あらかじめ指定された猶予期間内ならばディスクを使用できます。

ソフトリミットを超えた場合、quotaコマンドでユーザを指定して確認すると、以下のような表示になります。

# quota ユーザ名
Disk quotas for user xxxxx (uid yyyyy):
     Filesystem  blocks   quota   limit   grace   files   quota   limit   grace
aaaa:/bbbbb/cccc 9314428* 9000000 10000000 7days   56129   90000  100000

blocks の列の数字が使用量ですが、*マークが付きます。
grace 列に 7days のように表示されますが、これが使用できる猶予期間です。

このまま日が経つにつれて、6days , 5days , ... となっていき、残り1日を割ると 12:00 といった時間表示になります。

さて、このまま猶予期間が過ぎると、どうなるのでしょうか?

# quota ユーザ名
Disk quotas for user xxxxx (uid yyyyy):
     Filesystem  blocks   quota   limit   grace   files   quota   limit   grace
aaaa:/bbbbb/cccc 9314428* 9000000 10000000 49710days   56129   90000  100000

grace 列の表示が 49710days になります。
この状態では、もうこのユーザはこれ以上ディスクを使用できません。

このまま日が経つと、49709days , 49708days , ... となっていきます。
最後に 0 日になるとどうなるか?ですが、49710日後(136年後)なので、気にしないことにします。

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