Windowsで起動時にメールする

Windows で起動時にメール送信する設定です。
タスクスケジューラの設定と、メール送信スクリプトの記述が必要です。

事前準備

下記サイトの、「サンプルスクリプト3：sendmsgv2.ps1」の通りに sendmsgv2.ps1 を作成し、c:\ 直下に置きます。
“SMTPサーバーのFQDNまたはIPアドレス” 等の個所は、各自の環境に合わせて記述します。

タスクスケジューラに残された使えない機能の怪：その知識、ホントに正しい？ Windowsにまつわる都市伝説（9） – ＠IT

作成した sendmsgv2.ps1 で、ちゃんとメール送信できるか確認します。
コマンドプロンプト/PowerScriptShell で次を実行します。
[宛先メールアドレス] の個所はメールアドレスを記述します。

powershell -NoProfile -ExecutionPolicy unrestricted -Command "c:\sendmsgv2.ps1 -msgTo '宛先メールアドレス' -msgSubject 'Windows起動' -msgBody '起動しました'"

記述した宛先メールアドレス宛に、メールが送信されるか確認して下さい。

タスクスケジューラで起動時にメール送信する設定

タスクスケジューラで設定を行います。

Windows10 では、スタートメニューで右クリック － コンピューターの管理 － タスクスケジューラ で起動します。
Windows7 では、スタートメニュー － コントロールパネル － システムとセキュリティ － タスクのスケジュール で起動します。

タスクスケジューラが起動したら、次の設定を行います。

“タスクの作成” を選択します。

現れた画面で、次の設定を行います。

[全般タブ]タブで、”名前”にタスク名（何でもいいです）を入力し、 「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」にチェックを付けます。

[トリガー]タブで、[新規]ボタンを押し、現れたダイアログの “タスクの開始” で “スタートアップ時” を選択して [ＯＫ]ボタンを押します。

[操作]タブで、[新規]ボタンを押します。

現れた画面で、次の設定を行います。

“操作” で “プログラムの開始” を選択します。
なお、ここで “電子メールの送信” がありますが、Windows8.1以降では非推奨で機能しない（参考）のと、SMTPサーバの指定でポート番号を指定できないため、ここでは使用しません。

“プログラム/スクリプト” に powershell.exe を入力します。

“引数の追加（オプション）” に次の内容を入力し、[ＯＫ]ボタンを押します。

-NoProfile -ExecutionPolicy unrestricted -Command "c:\sendmsgv2.ps1 -msgTo '宛先メールアドレス' -msgSubject 'Windows起動' -msgBody '起動しました'"

最後に[ＯＫ]ボタンを押します。
「このタスクを実行するユーザー アカウント情報を入力してください」と出た場合は、ログインパスワードを入力します。

作成したタスクが正しく設定されているか、確認します。
追加したタスクを選択して、画面右側の[実行] を押します。
メールが送信されることを確認して下さい。

これで、Windows起動時にメールが送信されます。

参考

イベント・ログをトリガーにしてメールを送信する（基本編）：Tech TIPS – ＠IT
Windowsに誰かがログオンしたらそのユーザ名をメールで送信する – Qiita
タスクスケジューラに残された使えない機能の怪：その知識、ホントに正しい？ Windowsにまつわる都市伝説（9） – ＠IT