Windows10でリモートデスクトップ接続されたPCがスリープにならない場合の対処

ALL
スポンサーリンク

2017.10.12 補足
本記事の設定では、リモートデスクトップ中に無操作でもスリープに入るようになります。
指定プログラムの起動中など、条件を設定してスリープに入らせないようにする SleepTool というツールがありますので、必要な方は試してみて下さい。
Windows10でリモートデスクトップ接続されたPCで指定条件の間はスリープにさせない パソコン鳥のブログ

Windows10で Creators Update以降、スリープに入らなくなりました。
どうも、リモートデスクトップ接続されたPCが以降そうなるようです。

同様の現象が報告されています。

Windows 10 Creators Update – マイクロソフト コミュニティ
Remote Desktop host does not allow host PC to sleep – Microsoft Community

この件に該当するかの確認です。

管理者としてコマンドプロンプトで次を実行します。

powercfg /requests 

結果に次のように、「リモート デスクトップ サービス電源要求」が含まれている場合、該当します。

実行:
[SERVICE] \Device\HarddiskVolume3\Windows\System32\svchost.exe (TermService)
リモート デスクトップ サービス電源要求

解決方法は、管理者としてコマンドプロンプトで次を実行します。

powercfg /requestsoverride service TermService execution

これでリモートデスクトップ接続後も、スリープに入るようになりました。
スリープ解除時に、イベントログに次のログが記録されていればOKです。

Windowsログ - システム
ソース:Power-Troubleshooter
イベントID:1
システムは低電力状態から再開しました。

なお、上記は一度実行すればOKです。
再起動でも設定は維持されたままになります。

解除する場合(スリープしないようにする場合)は次を実行します。

powercfg -requestsoverride service TermService

コメント

  1. より:

    これ、本来リモートデスクトップを無視してスリープに入れるようにするための操作だから、
    リモートデスクトップ接続中に無操作でもスリープに入ってほしくない人だと解決にならない。

  2. パソコン鳥 より:

    ご指摘ありがとうございます。
    おっしゃる通り、無操作だとスリープに入るので、現在は SleepTool というツール使っています。
    記事の方も一言記載しておきます。